ついに値下がりが始まったGPU、しばらく買い控えしてた人も多いだろう。そしてもう少し様子見して下がるのを待ちたいとも思っているはず。しかし今後値上がりする懸念が出てきている。GPUは今買うべきかもしれない。
1月の時点では供給を安定予想
価格サイトを見てみると2022年の1月と3月後半を比べると値段がだいぶ下がってきている。この値下がりは多くの情報サイトが報じたとおりだ。
ソースとしては下のサイトがあげられる。このなかで「NvidiaとAMDは、2022年下半期に供給が改善することを期待していることを示しています。」と書いている。しかし記事の日付は1月24日だ。
2月のウクライナ侵攻
上の記事では2月24日のロシアのウクライナ侵攻は考慮されていない。ウクライナ侵攻による懸念は大きく2つある
- 石油の高騰
- ネオンの供給不足
石油はロシアが産油国ということで、あとは説明不要だと思う。ネオンについては下のサイトに詳しく紹介されている。
記事の中で半導体を作るのに、レーザーが必要で、レーザーを作るのにネオンが必要と書いてある。そして「ネオンについては90%がロシアで生産され、それらをウクライナで精製して…」とある。ウクライナとロシアが疲弊し先が見えない中、ネオンの供給がいつ元のように戻るかは不透明だ。
レーザーはすぐに交換されるような機材ではないが、世界的な需要を考えれば供給がない状態が続けば数年もすれば需要が切迫するはずだ。そうなると価格が高くなり最終的にGPUの価格に転嫁される可能性が高い。
終わりに
今年1年くらいは価格が安定するかもしれないが、ウクライナ侵攻によりまたGPUが高騰する要因が出てきた。買い替えのタイミングを逃していた人はなるべく早めに買うべきかもしれない。